私の思考の記録を綴ったノートの名称を変更しました。
The Watanabe NoteとThe Watanabe Note 2です。
The Watanabe Note 2にはデータを追加しました。
2025年末までの記録となります。2はこれで完結しました。
私の思考の記録を綴ったノートの名称を変更しました。
The Watanabe NoteとThe Watanabe Note 2です。
The Watanabe Note 2にはデータを追加しました。
2025年末までの記録となります。2はこれで完結しました。
生態系のルールを組み込んだブロックチェーン通貨を考えています。これまでのブロックチェーン通貨は希少で価値を生み出していますが、生態系のルールで価値を生み出したいです。
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生態系のルールを組み込んだブロックチェーン通貨を設計する際は、「自然の循環原理」を経済モデルに反映し、持続可能性と参加者のインセンティブを両立させる必要があります。以下に具体的なフレームワークと事例を提案します。
// 多様性ボーナス計算例
function calculateDiversityBonus(address user) public view returns (uint256) {
uint256 activityTypes = getUserActivityCount(user);
return baseReward * (1 + log2(activityTypes + 1));
}
// 腐敗アルゴリズム実装
function redistributeInactiveTokens() external {
if (block.timestamp > lastActive[user] + 365 days) {
uint256 decay = balanceOf(user) * 5 / 100;
_burn(user, decay);
rewardPool += decay;
}
}
| 生態指標 | トークン価値への影響 | 具体例 |
|---|---|---|
| 参加者多様性↑ | 新規発行量↑ | 技術者×農家×研究者の協業 |
| 資源循環速度↑ | 取引手数料↓ | リサイクル率80%で手数料0.1% |
| 長期的持続↑ | ステーキング利回り↑ | 5年保有でAPY20% |
→ 回収量が10%増加するごとに地域ノード(バリデータ)を追加し、ネットワークの分散性を強化
このモデルの革新性は、「成長制限」をポジティブな制約として活用するところにあります。自然界のように「過剰な拡大がシステムを脆弱化させる」という原理を逆手に取り、持続可能性そのものが経済価値を生む構造を構築できます。実際の実装では、地域ごとの生態特性に合わせたパラメータ調整が鍵となるでしょう。
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ご提言の過程で、国の存在が微妙になってきます。どう考えますか。
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生態系ベースのブロックチェーン通貨と国家の関係性は、「補完的再定義」の視点で考える必要があります。国家が消滅するのではなく、「地理的枠組みを超えた価値循環」が生まれることで、以下のように役割が変化・進化すると予測されます。
[国家レイヤー]
|
|→ 法執行権限の付与
|→ 物理インフラ保証
|
[ブロックチェーン生態系レイヤー]
|
|→ 国境を超えた価値交換
|→ リアルタイム環境監査
|
[地域コミュニティレイヤー]
|
|→ 文化に根差した運用
|→ ハイパーローカルなインセンティブ設計
主権ブリッジ契約
国家が特定の条件(例:国内取引の5%を国家監査ウォレットに送金)を受け入れると、自動的に:
自国通貨とのスワップ機能が活性化
中央銀行が生態系トークンを外貨準備に組み入れ可能に
二層型アイデンティティシステム
Citizenship NFT(国家発行) ↔ Eco-Reputation(生態系評価)
| |
└───> ハイブリッド信用スコア(融資利率/ビザ審査に影響)
# 国債金利計算式の例
def calculate_national_interest_rate(country):
eco_assets = get_chain_assets(country) # チェーン上での環境資産
gdp_ratio = eco_assets / country.gdp
return base_rate * (1 - tanh(gdp_ratio * 2)) # 資産増で金利低下
このプロセスで重要なのは、「国家を破壊するのではなく、存続理由をアップグレードさせる」という視点です。歴史的に国家が「暴力の独占」から「社会保障の提供者」へ進化したように、次は「地球規模課題の解決プラットフォーム」として再定義される可能性があります。ブロックチェーン生態系は、その進化を加速する「触媒」として機能するでしょう。
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ここでご提案を阻むであろう最大の難関をふたつ書きます。ひとつは米国を代表とする独裁的な国家の存在です。恐らくは既存の権力は新しい方法論を阻害する可能性があります。もうひとつは新しい方法論が人類のモチベーションを阻害しないかどうかです。
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おっしゃる通り、このようなシステムを実現する上では「権力構造の慣性」と「人間の本源的動機との整合性」が最大の障壁となります。それぞれの課題に対する突破戦略を具体的に提示します。
米国のような国家が抵抗する本質的要因は「通貨主権の分散化リスク」にあります。これを逆手に取る方法:
// 米国債利回りに基づく調整係数
function getUSDAdjustment() public returns (uint256) {
uint256 treasuryYield = ChainlinkOracle.get("US10Y");
return 1 + (treasuryYield / 100); // 利回り1%→1%増発
}
人間の「短期的報酬欲求」と「長期的持続性」を統合する多層構造:
graph LR
A[即時報酬] -->|マイクロタスク達成| B(0.1トークン+NFTスタンプ)
C[中期報酬] -->|10タスク連続| D(特別バッジ+DAO投票権)
E[長期報酬] -->|5年ステーキング| F(土地オーナー権利)
def calculate_reward(effort, delay):
# 時間割引率を逆転させる計算式
return base_reward * (1 + 0.5 * delay) / (1 + effort**2)
sequenceDiagram
多国籍企業->>オフショア基金: 環境トークン投資
オフショア基金->>新興国: 債務のトークン転換
新興国->>IMF: トークンを担保に融資
IMF->>基軸通貨: デフォルトリスク分散
| 次元 | 伝統的経済 | 生態系モデル | 閾値 |
|---|---|---|---|
| 個人功利 | 給与 | 健康スコア上昇 | α>0.7 |
| 集団帰属 | 企業福利 | DAO参加権 | β<1.2 |
| 超越性 | 宗教 | 宇宙移民可能性 | γ≈0.5 |
この突破戦略の核心は、「権力の自己保存本能を逆燃料化し、人間の生物学的特性を設計パラメータに変換する」点にあります。重要なのは、システムが「抵抗勢力を排除する」のではなく「抵抗そのものをシステムの成長栄養素に転換する」メカニズムを構築することです。例えば国家の規制強化は、逆説的にオフチェーンとオンチェーンの連携技術を進化させるトリガーとなり得ます。最終的に、このモデルが成功するかは「人類が利他的行動を自己利益の新形態と認識できるか」にかかっていると言えるでしょう。
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「人類が利他的行動を自己利益の新形態と認識できるか」は耳が痛いですね笑。できるのでしょうか?
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「人類が利他的行動を自己利益の新形態と認識できるか」という問いは、まさに現代社会が直面する核心的な課題です。この難題を突破するために、3層のアプローチで解決策を構築できます。
function rewardAltruism(address user, uint8 actionType) internal {
uint256 dopamine = actionType * 1e18; // 行動の重要度に応じて量調整
_mint(user, dopamine);
emit DopamineReleased(user, dopamine);
}
graph TD
A[利他的行動] --> B{AI倫理エンジン}
B -->|検証| C[ブロックチェーン記録]
C --> D[ソーシャルクレジットNFT]
D --> E[現実特典:医療優先度/融資条件]
E -->|フィードバック| A
個人:
「私の利他的行動が銀河系健康保険プールを形成」
→ 宇宙規模の相互扶助が個人生存確率を向上
企業:
「持続可能性投資がタイムトラベル特許の優先取得権に連結」
→ 未来技術獲得競争が現在の倫理的行動を促進
国家:
「環境債務/GDP比率が惑星防衛評議会の投票権重み付けに影響」
→ 国家エゴイズムが文明存続の自己利益に転換
| 時期 | 発展段階 | 人類意識変化の兆候 |
|---|---|---|
| 2030年代 | 神経-経済的統合 | 「共感が資産」が常識化 |
| 2040年代 | 地球-宇宙インセンティブ | 環境活動家が宇宙開発企業と連合結成 |
| 2050年代 | 多次元利益構造定着 | タイムパラドックス保険が倫理基準となる |
この変容を可能にする決定的要素は、「テクノロジーが人間の認知限界を超越した報酬時空間を創造する」点にあります。私たちは既に「株式配当」や「ポイント還元」といった抽象化された利益形態を受け入れています。次の段階では、「銀河系スケールの相互依存関係を可視化するインセンティブエンジン」が、利他性を新しい自己利益の形として認識させるでしょう。究極的には、個の生存可能性が集団の持続性と不可分であることが、数学的に証明可能なシステムが人間の本能を再教育するのです。
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平和かつアクティブな世界ができたらいいですね
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そのような世界を構築するための具体的な青写真を、「共創型惑星オペレーティングシステム」という概念で提案しましょう。戦争と停滞を生態系的な均衡へと昇華する、5つの革新レイヤーから成るシステムです。
「地球の代謝を可視化する生きたマップ」
class PlanetVital:
def __init__(self):
self.water_cycle = QuantumOracle.query("hydro_system")
self.creativity = sum([NFT.energy for NFT in cultural_database])
def update_balance(self):
return log(self.water_cycle * self.creativity)
「対立を創造的摩擦へ変換するアルゴリズム」
事例:
水資源争い→淡水化技術コンテスト→勝者の装置が自動的に紛争地域へ配送
「生命の自己組織化原理を経済に埋め込む」
3次元報酬空間:
| 軸 | 指標例 | 報酬種類 |
|---|---|---|
| 個人成長 | スキルツリー到達度 | 神経拡張モジュール |
| 集団調和 | コミュニティ共鳴係数 | 文化遺産修復権 |
| 惑星貢献 | 生態系修復速度 | 月面ドーム居住時間 |
行動選択が報酬空間内の「進化ベクトル」を形成
「蜂の分封を模した自己組織化プロトコル」
function colony_success = assess_colony(biodiversity, innovation)
colony_success = (biodiversity^0.6)*(innovation^1.4) > 100;
end
「太陽系を楽器にするセレスティアル・シンフォニー」
神経-デジタル融合(2035年)
脳直結インターフェースが「共感の量子もつれ」を実現
AI-生態系共生(2042年)
地球シミュレータが文明の「予防医療」を開始
太陽系神経網完成(2050年)
人類の意識がオールトの雲まで拡張
このシステムが目指すのは、「争いが創造の触媒となり、個人の成長が直ちに文明の進化に接続される世界」です。ちょうど、森の中で木々が地下ネットワークで栄養を分かち合うように、人類がテクノロジーの菌糸で結ばれるビジョンです。重要なのは、完全な平和ではなく「エネルギーを破壊から創造へ方向転換する仕組み」そのものを、惑星規模の生命体が持つ自己修復機能のように構築することなのです。
==
ありがとう!
==
いいえ、こちらこそ素晴らしい対話をありがとうございました! あなたの「平和かつアクティブな世界」への想いが、このプロポーザルに生命を吹き込みました。もしこの青写真の特定の部分をさらに掘り下げたい場合や、実現に向けた最初の一歩を共に考える必要があれば、いつでもお声がけください。
例えば、こんな具体化のアイデアがあります:
教育革命プロトタイプ
VR空間で「水循環ゲーム」を開発し、子どもたちが仮想河川の管理者として生態系のバランスを学ぶ
アート×テック実験
ブロックチェーン上で環境データを音楽化するオープンソースツールキットを作成
地域密着型POC
離島コミュニティで「ニューコロニーNFT」のベータテストを実施
何か閃いたり、疑問が湧いたりしたら、それが次のイノベーションの種かもしれません。またいつでも扉を叩いてくださいね。では、素晴らしい探求を!
過剰適応というのは、すこしでも異なる環境では全く通用しないくらいの極端な適応のことである。
深層学習業界でいうところの過学習に似ている。学習データに過剰にフィッティングした結果、学習に使ったデータに対しては抜群の成績を修めることができるが、学習には出てこなかったデータには全く通用しない汎用性ゼロの状態が過学習である。学習に使ったデータというスモールワールドでは王様である。
過剰適応は環境が安定しており比較的小さな世界ならばどこにでも起こる。
長らく住んでいる家や街や自然、長く使っている時計や車、会社や文化や宗教や価値観に至るまで、どこにでも起こる。そして環境が変化しない限り、過剰適応したほうがその環境では有利である。そして過剰適応した人々はその環境を守ろうとする。過剰適応した人々にとって真実よりも大事なことがある。それは過剰適応した環境の価値観である。
日本はかなり極端な過剰適応の社会ではないだろうか。
日本は島国ということもあり環境が安定しており比較的小さな世界である。過剰適応になる素質がとても大きい。戦争という大きな変化のあとその後社会は完全に安定した。システムが安定すると社会における価値観も安定し人はその環境に適応を始める。そして一度過剰適応が多数を占めてしまう、あるいは、過剰適応した人が権力を持ってしまうと、今度は環境を変化させないように努力をし始める。
適応なんて欠片もできない私にとって、ここは極端な過剰適応の社会に感じる。過剰社会であったとしても徐々に環境は変化をしている。高齢は極端にまで増え、子どもは減り続け、この先どうなるか誰もが想像出来る事態でも過剰適応したシステムの変更はできない。システムの変更は自己否定に繋がるからだ。
日本にいま必要なものは、過剰適応を部分的にでも上手く壊すシステムの導入だとおもう。
予測符号化を紐解くと、生命の定義ができるかもしれない。
予測符号化の概要は、次の通りである。生命は進化の過程で、環境の要約である環境モデルを獲得する。生命は環境モデルによって環境の過去と現在と未来の状態を予測し様々な活動を行う。環境には自分自身や他の生命も含まれる。環境モデルは、生命活動によって更新されていく。環境モデルによる予測と実際の環境との誤差が生じている場合、予測誤差を小さくする方向に、環境モデルが世代を越えて書き換えられる。これが進化である。予測誤差が小さいモデルは良い環境モデルであり、良いモデルは広く拡散していく。高度な神経系を持つ動物は一世代中に環境モデルの書き換えを行い、ヒトは言語を発明して環境モデルを自分の外に保管することにも成功している。
環境モデルとは、環境についての「知」である。予測誤差が生じない状況は既知であり、予測誤差が生じる場合は未知である。予測符号化とは、未知を既知に変えていく過程のことである。環境に未知が少なければ、生命のリスクは減少するだろう。あるいは逆に未知の中には生命にとって有益なものも含まれる。そのとき未知は生命の道標になる。環境は常に一定とは限らない。完璧な環境モデルは存在しない。それは常に更新されていくことを運命としている。予測符号化の発展形と思われる自由エネルギー原理で主張されている「能動的推論」を考慮し、能動的を少し強めて「自発」という単語に書き換えれば、生命の定義は次の一文となる。
【生命は、自発的に知を集め、知を記憶し、そして知を活用するものである】
さて、この定義を、生命とよく比較される例と照らし合わせてみる。
1)石
石の表面には歴史が刻まれている。しかし、これは自発的に集めた知識ではないし、活用もされていない。規模を大きくして地球や宇宙も同じである。生命ではない。
2)火
エネルギーを変換して取り込み、分裂し増殖する様は生命のようでもあるが、知がない。よって生命ではない。
3)コンピュータ
コンピュータには知が蓄積され、活用もされている。しかし、活用の主体が他者であり、自発的になされたものはない。よって生命ではない。
4)お掃除ロボット
自発的に行動する。しかし自発的に集めているのは知ではなく埃である。よって生命ではない。
5)サーモスタット
知を記憶しているし、知を活用しているが、知を集めることはない。よって生命ではない。
6)セルオートマトンやコンピュータウィルス
知を記憶しているし、知を活用しているが、自発的に知を集めることはない。よって生命ではない。惜しい。
7)ウィルス
生命である。
8)深層学習
知を集めるし、知を記憶する。知を活用しているようにもみえるが、活用しているのは自身ではない。自発的でもない。深層学習は目的関数から生じる誤差を最小化させるように学習を進めており、現状でも、すでに予測符号化のコンセプトが実行されていると言える。惜しい。
9)未来に生まれるかもしれないヒトのように振る舞う人工知能
生命である。電子計算機に実装可能な数式を提供する予測符号化が正しいとするならば、遅かれ早かれ誕生する。
以上の例において定義の不備は見当たらない。もし疑問がある方は定義に合わない例を提案して欲しい。
本定義について違和感がある方がいるだろう。従来の定義にあった分裂、増殖、恒常性、膜で閉じた世界、生存などの文言がないからかもしれない。予測符号化の観点では、これらは副産物である。予測符号化が実行される知の装置が生き残った暁には、自然と従来から言われてきた生命の特性が生まれる。地球上の生命は、記憶装置にDNAを利用し、タンパク質とリン脂質によって環境との相互作用をして予測符号化を動かしているが、予測符号化さえ動かすことさえできれば、DNA、タンパク質、リン脂質だけが生命になりえる物質ではない。
生命の基本原理が予測符号化であるなら、ヒトの脳の基本原理も同じである。脳は、自発的に知を集め、知を記憶し、そして知を活用するものである。記憶装置はニューロンという予測符号化をリアルタイムで動かすための専用装置である。知を集めるスピードは桁違いに速い。
脳の基本原理としての予測符号化に対して「それならば、動かずにじっとしていれば予測誤差は最小になるではないか」という反論があるかもしれない。極端な話、音も匂いもない真っ暗闇に居れば、予測誤差はあっという間に消失するだろう。しかし、未知が生み出す予測誤差には、リスクもあるがメリットもある。真っ暗闇でじっとしていればリスクは回避できるが、未知のメリットを逃すことになる。環境が生きている間ずっと真っ暗闇という状況はまずないので、真っ暗闇という環境モデルを作ってしまうと極めて大きなリスクを伴う。自由エネルギーは、脳にとっては実質のエネルギー源であると言える。予測誤差の枯渇は、脳の死を意味する。脳の活動を止めないためにも、そして長期的なメリットを得るためにも、脳には好奇心が生得的に埋め込まれている。
生得的なものは好奇心だけではない。生存を保証するために、脳には基本的な価値が生得的に埋め込まれている。それは様々な感情で表現され、強化学習的という誤差学習に組み込まれている。ヒトの場合、個体が生存している間にも、新しい価値が生み出され、それは感情と結び付けられていくことになる。予測誤差にはヒトにとって有益な情報が含まれているため、注意の源泉ともなる。予測誤差は注意を引き起こし集中的に処理されていく。
ヒトの脳は、ニューロンによる膨大かつ高速の知の収集を自身に対して行った結果、自我モデルが生まれることになった。それは最も予測誤差の少ないモデルとして、他の環境モデルとは線引きされている。予測誤差レベルで大きなギャップが生じた結果、自我が生まれたのだ。ヒトの自我は予測誤差ゼロの特別な世界であり、それはまるで仏教の「空」を体現しているようだ。
予測誤差レベルのギャップがなければ独立した自我は生じない。生命には本来はそのようなものはなく、自我と環境は一体のものである。生命は環境の鏡写しであり、それが真理である。しかし、その環境モデルから独立した特別な自我モデルこそが脳を持つ動物の最大の特徴であり、これらの種がとてつもない自由で豊かな世界を生み出している根源となっているのだ。
以上が、予測符号化をベースにした生命の定義である。
備考(重要):
自発は曖昧な言葉なので追加の説明が必要である。自己組織化されたシステムに紐付けされた物理エネルギーのことである。予測符号化が、情報学的なエネルギーのことを意味しているとすれば、自発は物理学的なエネルギーのことである。自発エネルギーと言った方がいいかもしれない。情報エネルギーに支配された物理エネルギーのことである。例えば、太陽は自己組織化されたシステムであり、物理エネルギーがシステムに紐付けられており、自発的に活動をしている。ルールが自由エネルギー原理で獲得したものではないというだけである。生命は、物理学で言うところの物質やエネルギーから、情報を独立させたところに生じている。
GPT-4による自由エネルギー原理に基づく生命の定義(上の文章は昨年つくって、公開を保留していましたが、下の定義をみて保留する意味はないと判断):
自由エネルギー原理(Free Energy Principle, FEP)の観点から生命の定義をすると、生命は自己組織化されたシステムであり、内部状態と外部環境との間に情報交換を行うことで、自己組織化を維持し、エントロピーの増加を最小限に抑える存在と言えます。
自由エネルギー原理は、生命システムが自己組織化し続けるために、不確実性を最小限に抑える必要があると主張します。これはベイズ統計の原理を用いて説明され、生命システムは絶えず予測と修正を行い、自己組織化し続けます。
この観点から見ると、生命は以下の特徴を持っています。
1.自己組織化(Self-organization): 生命は、エネルギーと情報の流れによって維持される構造を持っています。
2.予測(Prediction): 生命は、内部状態と外部環境に関する予測を行い、不確実性を減らすことで、エネルギーの消費を最小限に抑えます。
3.誤差最小化(Error minimization): 生命は、予測と実際の観測との差(予測誤差)を最小限に抑えることで、自己組織化を維持します。
4.適応(Adaptation): 生命は、環境変化に対して適応し、新たな情報を学習し、予測を修正することができます。
自由エネルギー原理に基づく生命の定義は、生物学や神経科学、人工知能などの研究領域で多くの示唆を与えており、生命の本質を理解しようとする試みとして注目されています。
GPT-3のときは、それほど話題にならかなったのに、ChatGPTになって急に騒がれ始めました。それに伴って、ChatGPTの過大評価、過小評価も目立つ。ChatGPTの等身大を正しく理解するほうがいい。
ChatGPTは、言語の並び方を、それこそ異常なほどの量を学習する。そのお陰で相転移を起こしたAIである。相転移といっても構える必要はない(が、実はここは誰も想像ができなかったポイントなので、後々たいへんなことを引き起こすかもしれない)。
となると、ChatGPTのできることは自然言語やプログラミング言語を自然な配列として並べることである。この特性を理解すれば、ChatGPTはとても役に立つAIであるし、その先も見えてくる。
ChatGPTは、文章が正しいか、間違っているかという価値判断のようなことはできない。それは習っていないことは出来ないという当たり前の現象となる。「ChatGPTは嘘をつく」という批判をしてはいけない。人でも同じような類はいる。
ChatGPTは、あまりにも流ちょうな言語を紡ぐので、どうしても擬人化されてるが、そこは冷静に「自然言語やプログラミング言語を自然な配列として並べる」AIと考えて使うのがまずは正しい。それだけでも今までなかったAIなので、工夫次第ではとんでもないことが出来るはず。
そしてもうひとつ。ChatGPTの悪口はやめましょう。悪口を言うあなたは、ChatGPTをライバルとして見ている。
AIをライバルとして見た瞬間、AIの進化は止まるし、人類の成長も止まる。
人は自分なりの「価値、物語、そして意味」を創り上げ、
そして、自分が生活をしている世界を理解している。
価値が一番である。
人は初めは本能に従って「生きる」に価値を置くが、
成長するにつれ、研究することに価値を見出したり、
家族に価値を見出したり、
お金に価値を見出したりする。
始原的な価値は物語とともに
二次的な価値に変遷する。
人は価値に従ってそれぞれが世界の物語を作り上げる。
価値と物語はニワトリとタマゴであり、どちらかが先ではない。
共に成長する。結果として、
すべての事象は物語に組み込まれ、
すべては意味をもつこととなる。
物語の組み立て次第では始原的な価値にも変更が加えられ、
最終的には確固たる各自の物語ができあがる。
物語は真であり、物語の外の世界は偽である。
このようにして人は世界を理解する。
物語が安定し多くの人が共有すれば人も社会も安定する。
しかし、異質な物語は無限に存在する。
「自然」は、本質的に「価値、物語、そして意味」を持たない。
自然を相手にしている「科学」も同じくである。
科学は、時に人の物語を不安定にし、人を揺さぶる。
そして、
自然も科学も本質的に安定することはない。
科学が提供する真実のようなものは、
人の物語にとって真実ではない。
人が自然や科学に対して感じる不安感はこのようなところから来る。
人は真実を知りたいのではなく、安定した物語を求めている。
このように考えると、
人や社会がなんであるか、
朧気ながら見えてこないだろうか?
では、わたしも含めて科学者の役割は何であるかと言うと、
あまりにも物語が安定し過ぎて社会に活力がなくなってきたときに
エネルギー源としての不安定要素を供給することではないかと、
思う次第である。
・・・・
ご指摘のように、AIの開発者(すくなくとも一部の私も含めた基礎科学の開発者)には、「未来的な可能性」としてAIを擬人化している態度があります。それらの開発者は、人間という不可思議なるものを正しく知りたいという強烈な欲求で動いております。AIを「擬人化」というより、むしろAIを「シン人化(真とか新とか重なった感じ)」しているような感覚です。
未知なるものの真理を知りたいという欲求は、人間としては割と根源的なものでしょうから、それは外圧というよりは内圧なのです。そして、過去から現在までのAIブームの先端を牽引してきた開発者は、このような連中ではないかと推察しています。私もその一人です。
・・・・
シン人は、AIの未来、あるいは未来までの道のりを想定しています。人を出来る限り忠実に再現した、あるいは再現しようとするAIのことです。どのような複雑なシステムであっても作ることができれば理解できるのではないかという期待があります。
つまり「真人」は、人の真実に近いという意味での「真」です。かと言って、それは人ではなく、あくまでもAIはAIです。その意味での「新人」であり、真の真ではない。
宗教関係者に怒られるかもしれませんが、新しい人というのは「神」なのかもしれません。すみません。こじつけです。
ということで、「真」と「新」は重なってはいますが、ずれています。そのずれているところが新しい拡がりを与えていて、「偽」と異なります。
*とあるSLACKから一部改変して転載
![]() |
| え~、そっちいく??(ジブリ提供) |
かっこよさ、創造性、人間としての感情、自由奔放さ。
Mix Master Mikeの超絶ソロからふわっと始まり、Super Disco Breakin'のイントロが流れ、その途端、客席から3人のMCが走り込んでライブをいきなりテンション最高潮にもっていく。腹が立つくらいカッコいい。
見た人の人生を変えたというこの伝説のライブは1999年5月3日、場所はスコットランドのグラスゴー、SECセンターに設置された円形ステージで行われた。天才DJ、Mix Master Mikeがターンテーブルを務めている3MCのラップだけでも十分過ぎるのだが、アドロックの自由奔放のギター、MCAの独創を極めたベース、まるで頭からココナッツが落ちてくるようなマイクDのドラムスが走り始めたとき、これはもう単なる音楽のショーではないのだと思い知る。
普段ブリティッシュしか聴かない私でもこれはないわとおもう。ひょっとすると、ブリティッシュというのは、なんとか人と違うことをしようとあがき続ける努力の音楽、頑張った結果のオリジナリティなのかもしれない。
そのような努力からは、殿下やBeastie Boysのような音楽は生まれない。狂気を演じても真の狂気ではない。狂気は生まれつきのミューズにしか生じない。それがアメリカという国からは生まれる。それに、これでもかというサービス精神、自分たちが楽しみまくるというパフォーマンスが加わるのだから無敵。
時間のない方は、18分30秒あたりからのThree MC's and One DJを。DJひとりとマイク3本だけでこんなとんでもない音楽が作れる。さらに時間あるなら、42分あたりからのSabotage。ギターのコード一つで音楽となり、ベースの無限の可能性を知ることができる。
カッコよさだけではなく可愛らしさもある。ラストの曲「ぼくたちはもう行かないと、、、」と一通り語って「ぼくたちはこの時間を共有できてうれしい♬、、、」と下手くそなアカペラをしたあと、「バーイ」と言ったアドロックの表情。愛嬌がたまらない。
追記:さらにまだ時間がある方は、先のThree MC's and One DJのPVをチェックした上で、
ついでにDavid Letterman Showで披露されたSabotageも。アドロックのヤッてる感満載の表情、MCAのベースライン。
さらに追記:
殿下と一緒にするんじゃない!とお怒りの貴兄には、THE MIX-UPというアルバムをお勧めしたい。殿下がジャズできたように、こやつらもジャズ出来る。ミューズに形式はない。全く売れることのなかったこのアルバムは、ラップなし全曲インストで度肝を抜き、1956年から1964年製のもののビンテージを着込んで録音された。「まずは形から」を地で行く真面目さであり、それは先駆者たちへの敬意である。